SIGMA 35mmでコスプレ撮影 その2

SIGMA 35mmでコスプレ撮影 その2

昨日に引き続き、日曜日の撮影について。

Art 35mm F1.4 を使ってみて

昨日は、ストロボについてなんて悩んでいることを書きましたが、今日はSIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM をコスプレ撮影で使ってみての感想を書きたいと思います。

ポートレート撮影に最適な焦点距離

一般的にポートレート撮影には、85mmや135mmなどの中望遠レンズが最適と言われています。
実際今まで私は、60mmマクロを使っていたので、35mm換算で90mmとポートレートに最適と言われる焦点距離のレンズを使っていました(マクロですが。)

今回、35mm(35mm換算約50mm)のレンズを使ってみて、使いやすいと感じました。
こういったイベント会場などは、人が多く場所を広く取ることが出来ないため距離を取って撮影することが出来ません。
その点、35mmではそこまで離れることもなくモデルさんを収めることが出来て助かりました。

確かに寄って撮ってといったときには60mmの方が余計な背景を省略することもできるため良いかもしれませんが、ポーズによってレンズを変えるなどといった事が難しいイベントにおいては、汎用性のある焦点距離だと感じました。
伊達に標準画角と言われているわけではありませんね。

開放絞り F1.4

私の持っているレンズは、ソニーEではArt 30mm F2.8、Nikon DXではSIGMA 17mm-50mm F2.8, Nikon 60mm Micro F2.8と絞り開放がF2.8のレンズばかり。
今回のレンズはF1.4と圧倒的に明るい。その差2段。圧倒的な明るさです。

室内での撮影も多いため、この明るさはとてもアドバンテージ。
ISO感度をそれほど上げずにシャッタースピードを確保出来ます。そのため手ぶれによる失敗がかなり減りました。
まだド下手でそれなりにブレた写真は生産してしまいますが(;´Д`)

ボケについて

ボケについても、今までの60mmの方が焦点距離が長いためボケやすいですが(同じF値なら)35mmでもとても明るいためすごくボケます。
人物写真では、特に意図がなければ基本的に主となる被写体以外はあまり写したくないもの。
また狭い会場のため背景との距離も取れない。そんなときにもやはりF1.4は役立ちました。

ごちうさ 宇治松千夜

昨日の記事の写真ですが、背景の木がかなりボケています。
正直コレはやり過ぎたと反省していますが、どれだけボケるかということはわかって頂けるかと。
また、玉ボケの形もとても綺麗です。

フルサイズ用のレンズをAPS-Cで使用しているため、フルサイズで使用したときの周辺部については少しわかりませんが、APS-Cが使うレンズの範囲では綺麗な形にボケてくれます。
でも、少し煩い気もしますね。2/3段くらい絞ればここまで煩くならなかったのでしょうか……

玉ボケではなくピント面からのボケについても、自然にボケていってくれ柔らかい雰囲気を出すことが出来ます。

オリジナル 彼シャツ

まつげのピントから鼻、頬にかけて優しいボケそして肩では完全にボケています。
とても綺麗。感動しました。

解像について

このレンズは、各レビューにおいて解像度が素晴らしいと評判です。

実際、すごく解像します。

アイドルマスター 一ノ瀬志希

しっかりとまつげにピントを合わせてあげると毛の一本一本までハッキリくっきりと描写してくれます。
ここまで綺麗に描写できるのってすごく素晴らしい。しかもその解像は開放から使える。ピント面はカリッカリです。

AFについて

今まで、Nikonのマクロを使っていてこのレンズに持ち替えた時、一番戸惑ったのはAFです。

この点においては、やはり純正に軍配が上がるのではないでしょうか。マクロレンズってのもあると思いますが、ピントが合わないことがしばしば。
ピピッっと言ってくれなくてちょっと焦りました。

そのままシャッターが切れてしまうため、今回はいつも以上にピンぼけ多め。
ただ、合うときはビシッっと合わせてくれスピードも速いです。またコツをつかめていないからなのかもしれませんが、そこに差を感じました。

周辺光落ちについて

周囲の光量不足については不明です。
APS-Cで使用しているため、おいしいとこ取りで当然ありません。Excellent!

APS-Cでフルサイズ用レンズを使用するってとても贅沢で、綺麗に撮ることができて良いこと一杯です。
少し値段は高めですが、レンズそのものの造りも全然違う(多分メーカーの本気度も全然違う)ので、APS-Cセンサーでもフルサイズ用レンズを買う価値はあると思います。

昨日に引き続き撮影写真

この写真は、背景が和風ということもあり過度に明るくせずあまり補正を掛けずに現像しました。
優しい暖かみのある色が出ていれば。またゆるゆりで制服の色も派手ではないため和風な感じとマッチするかなと。

ぺろねこさん