ソニーのBluetoothヘッドフォン『h.ear on Wireless NC』を購入

ソニーのBluetoothヘッドフォン『h.ear on Wireless NC』を購入

結局1週間くらい経ってしまいました。
そして、現像は終わったもののまだまとめていないという…… そして、今日は写真ではない話。
ヘッドフォンの話です。

初のワイヤレスヘッドフォンを購入しました。

メーカーは、BeatsとAKGと迷いましたが、結局SONYのものを購入しました。

なんで買ったのかとか経緯的なもの

まずは、製品を紹介するためにも、今つかっているものをお知らせしておいた方が書きやすいため少し今の環境を紹介します。

現在自宅で使用中のヘッドフォン

なぜ、BeatsとAKGで迷ったかというと、現在自宅で使用しているヘッドフォンはAKGのもので、とても音が気に入っている。というのがあります。
使っている製品は、以下の製品で特別高価なものというわけでは無く、今回買ったものの方が高いくらい。

AKGのヘッドフォン

このヘッドフォンは、一般的に1万円以下で売られているヘッドフォンに比べて、下手に低音が持ち上がっていたり、高音がキンキンしていたりということが大人しい印象です。
大人しいといっても、つまらないというわけでは、無く音はしっかり出ていてそれぞれの音はしっかり出ていて、音もちゃんとキラキラして、広がりもあります。

もちろん、それよりもグレードが上のK712 PROだとか、Q701の方が、豊かで、緻密に音を再現してくれるのだろうと思いますが、僕は、これで十分気に入っています。

3年以上利用していて、特に問題も無く造りもしっかりしていていい印象を持っているので、選ぶ対象に入れていました。

Beatsのヘッドフォン

Beatsのヘッドフォンは、特に使った事があるというわけではなく、人にプレゼントしたことがあるだけ。

音については、ほとんどどのような音が鳴るのかは知らないのですが、こういったヘッドフォンデザインの先駆けであるのかなと思っていて、やはりデザインはいいです。
カラーバリエーションも多く、使いやすい色にも選択肢があります。そこが優位点なのかなと思います。

今まで利用していた外出用のイヤホン

上記の、AKGのヘッドフォンは、自宅で利用しているもの。外出の時には、イヤホンを利用していました。AKGのリファレンスヘッドフォンは、とても大きく、オープンエア型だから音漏れも激しいですから(;´∀`)

外で使っているイヤホンは、PHILIPSのイヤホン。

これを使っている理由は、購入しやすい価格の中でも比較的聴きやすい音だったからです。
この価格帯のイヤホンは、Bass Boost? みたいな機能で低音を持ち上げている製品が多く、あんまりどんがらガッシャンな音過ぎるとちょっと困るので。もちろん私も日本人。ドンシャリが嫌いな訳ではありませんが、程度の問題です。

SONYのワイヤレスヘッドフォンにした理由

ここからは、上の今の環境を踏まえて、優位性だとかそんな事を紹介しつつ、SONYのワイヤレスヘッドフォンを購入した理由を書きたいと思います。

なぜイヤホンではなく、ヘッドフォンなのか。

この理由については、とても個人的な理由です。

端的に言うと、僕の耳に合うイヤホンが市場に存在しないから。なんですけど、これだけだとすごい我が儘をいっている感じになってしまうので、少し言い訳をさせてください。

僕は、幼少期に片耳を手術しているので、多分人と少し耳の中の形状が一般の人と異なっているのだと思います。
そのためか、イヤホンを付けたときに片耳にはフィットしても、手術した方の耳には、フィットしないのです。今までイヤホンを利用していて、無理矢理ねじ込んで利用していましたが、ちょっと痛いし、少し歩くとポロッと取れてしまいます。
そんな理由で、しっかりフィットしたものとなると、オーダーメイドとかガチな話になってしまうので、今回はヘッドフォンにしました。とってもネガティブな理由ですね。
でも、僕の他にも、なかなかフィットするイヤホンが存在しないという人は、数は少なくともいると思います。ちょっと残念な気持ちですよね……

ヘッドフォンのイヤホンに対する優位性でポジティブな部分を挙げると、やはり音質なんだと思います。
大きい分、当然口径の大きな振動板?スピーカー?を利用することが出来るので、やはり余裕が生まれ音もその分、音も良くなるのだと思います。
何でも、質を求めると大きいものになりますね。カメラのレンズもそうであるように。

逆にイヤホンが勝っている点は、携帯性。外出するときに、荷物は当然小さい方がいいです。
また、耳に付けるということは、頭に色々まわらないので、髪型も崩れることがない。ヘッドフォンを長時間利用すると、やはり髪の毛はペッタンコになってしまったりしますから。バンドの部分だけ、つぶれてるなんて格好悪い(笑)

有線?ワイヤレス?

今回購入した理由で一番大きいのはこの部分です。

この理由は、首都圏在住の方にはよくわかってもらえるのかなと。
そう。満員電車です。

満員電車の中で、有線のヘッドフォンなり、イヤホンなりを利用していると、人の鞄や、服のボタンなどにケーブルを引っかけてしまう。なんて経験したことのある人はそう少なくないと思っています。
そうすると、時間の限られた乗降時間にモタモタしてまわりに迷惑を掛けてしまいますし、運が悪ければ、人の服などを壊してしまうかもしれませんから。
私は、4月から満員電車に乗るようになって、それを痛感しました。

あと、ケーブルがないということは、収納にも便利です。ケーブルがあると結んだり、何かでまとめて鞄にしまいますが、どうしても絡まったりしてしまい面倒ですよね。それも解決することが出来ます。

音質の事はこれから書きますが、音質は、やはり有線に利があると思います。

h.ear on Wireless NC

型番でいうと、MDR-100ABN。今回購入したヘッドフォンh.ear on Wireless NCに付いてです。
少しだけ使ってみた感想を書こうと思います。

モバイルデバイスとの親和性

今までの有線ヘッドフォンと比較して、ワイヤレスヘッドフォンになるとコンピューター的要素が増えて、気にしなくてはいけない点に持っている音楽を再生するデバイスとの相性なども気になります。
気にした方がいいかもしれません。

僕は、先月より今まで使っていたiPhoneの電池が昇天したため、AndoridのXperiaに機種変しました。
そのため、この製品との相性はとてもいいのかなと思います。同じソニーブランド。やはり使える機能は他の製品との組み合わせよりも優れていると。

でも、その他の機種についても特別困るという事は無いと思います。手持ちのiPhone6とも接続してみましたが、問題なく利用することが出来ました。
ただ、ソニーのカタログにも載っている、LDACという機能は利用出来ていないのかもしれません。Xperiaに接続したときには、設定画面が出てきましたが、iPhoneに接続したときには、そのような画面は出てきませんでした。
通常のA2DPのSBC(そんな規格がある?)を利用して音楽を伝送しているのかなと想像しています。

また、iPhone利用者で一部の人が気になるのかもしれない機能にSiriがあると思います。
これは、まだ試せていないのですが(僕自身あまりSiriを利用することがないため、Siriの使い方というものをあまり知りません。試すにはちょっと調べてみる必要が有ります。)、マイクは内蔵されていて、通話等もできると記載があるため多分利用出来るものと思われます。

ただ、こういったiPhoneの機能をフルに利用するときは、ヘッドフォンの選択肢は、Beatsになるのかなと思います。イヤホンであれば、Air Pods。
やはり、Appleの仲間ということで相性が最高になるように設計されていると思うので。

その代わり僕のようにXperiaを利用していたり、Walkmanを利用している人は、機能をフルに利用するという点においては、SONYのヘッドフォンを選択する価値は同じ理由であると思います。

iPhoneとAndorid

少し、ヘッドフォンの話からは脱線してしまいますが、これを利用して気付いたことが一つあったので、それも。

XperiaとiPhoneに接続してみた事は書きましたが、そこで気付いたことがあって、それは、バッテリー表示について。

iPhoneでは、このヘッドフォンを接続した時に、ヘッドフォンの電池残量が小さいながらも画面上の通知バー?に表示されますが、Androidの方は、そのような表示は無く接続されていることを表示するだけ。
これは、少し不便に感じる事があるのではないかと思いました。
Androidでもストアを検索してみると、そういったアプリがありますが、そのアプリによって表示される内容が一体どのようなものなのかイマイチ分かりません。
Androidのドキュメントを少し眺めて見ましたが、見つけることが出来ませんでした。

その点、Bluetooth機器の利用という点では、iOSに今のところ利があるのかもしれません。Androidユーザーは知っておいて下さい。

しかし、Androidユーザーは、バッテリー残量を知る術がないのかというとそうではなくて、ヘッドフォンの電源ボタンを押すことで、3段階(High|Medium|Low)で音声によって教えてくれます。

音質

気になる音質ですが、期待よりは良かったです。
それも、今までワイヤレスヘッドフォンというものは利用したことが無く、無線と聞くとどうしても音質が悪いイメージがあったのでそんなことは無いのかな。と少し驚きました。

しかし、ワイヤレスヘッドフォンとしてではなく、ヘッドフォンとして見たときには、もう一歩という印象でした。
僕が使ってるヘッドフォンが、1万円ちょっとのものなのでそれと比較しても、一音一音の質。煌びやかさ、豊かさ、空気においては、足りないと印象を受けました。
ただ、さすが数万円するヘッドフォン。音はしっかり出ている印象です。これは、一万円以下のヘッドフォンから変更すると、音質がいいと感じると思います。
音楽には、色々が音が含まれていて、その中には小さな音や低音・高音がありますが、それぞれ、つぶれているという印象はなく、ちゃんと出ていました。

ただ、これは少し聴いてみただけの印象ですし、写真でいう画質同様、音質も個人個人で価値観が違い主観的なものなので、聞き流してください。

ハイレゾ

音質といったら触れなくてはいけないような気がするハイレゾについて。
今、日本の家電量販店やmoraに行くと見る「Hi-Res」という言葉。

少し調べて見た結果、ハイレゾとは、CD音質 44.1kHz/16bit を超える音源の事を指すそうで、よく可逆圧縮(ロスレス)のフォーマット形式FLAC等で配信されています。(そのほかにもDSDという方式もあります。)

ヘッドフォンコーナーを見ていても、ハイレゾ対応と謳う製品が並んでいます(主にソニー)。そのハイレゾ対応のヘッドフォンとは、何かというと多分再生周波数帯域の事を言っているのだと思います。

CD音質の44.1kHzとは、サンプリング周波数のことで、これを基準に考えればいいのだと思います。どう考えるというと、色々な原理とかはよくわからないのであまり考えず、ヘッドフォンの有効周波数帯域(ヘッドフォン)と、サンプリング周波数の1/2の数字(音源)を比較して下さい。この数字が音源>ヘッドフォンとなっていた場合には、ちゃんとヘッドフォンがその音源に対応しているといえるのだとの認識です。

しかし、ハイレゾについて調べると人間の可聴域という話がでていて一般に20kHzといわれているためそんなのは不要だという声もあります。
それもそうだなと思いますが、一方先程のCD音質のもう一つの値16bitという数字。これはビット深度といって情報量の事を言います。それについてはどうなのか。正直よくわかっていませんが、情報量は大いに超したことはありませんし、特に可聴域とはあまり関係無い数字だと思っているので、ハイレゾは少しは意味あるのかなと。(本当よくわかりませんよ!怒らないで下さい。)

僕はそれほど頭が良くないため、細かい事はわかりませんが、ハイレゾに対応しているヘッドフォンが音質がいいかといわれればよくわかりません。

一般に販売されている1,000円台のヘッドフォンは、再生周波数帯域が24,000Hz程度ですが、一応CD音質には対応していることになります。そのヘッドフォンと、それよりも高いヘッドフォンと聴き比べた時に違いを感じると思います。
CDは22000Hz程度までしか収録されていないはずなのにですよ?つまりあまり数字は関係無いという事。

ハイレゾ対応を謳っている今回買ったh.ear onは、40,000Hzまで、AKGのK612はハイレゾ対応を謳っていませんが、39500Hzまでです。
もっと高級な、AKGのK712は、39800Hzまでです。

そして、良くテレビやスタジオなど制作現場で利用されているヘッドフォンには、MDR-CD900STがあります。

これの再生周波数帯域は、5~30,000Hzです。つまりそういうことです。

ヘッドフォンを買うときには、ハイレゾ対応とかそんなことでは無く、聴き比べて気に入った音のヘッドフォンを選択するのが幸せになれると思います。

ノイズキャンセル

ソニーが推しているノイズキャンセルは、確かにすごかった。

以前にWalkmanを利用しているときから存在しましたが、数段進歩しているように感じました。
本当キャンセルされます。

ただ、これは人混みとか電車の中で真価が発揮される機能だと思うので、これらについては、音質とともに後日しばらく使ってみて、もう一度まとめてみようと思います。

まとめ

少々値段は張りますが、今回買ったヘッドフォン

なかなかいいもののような気がします。
まだ、ワイヤレスヘッドフォンを利用したことがない人がいれば、是非一緒に試してみましょう。